三国街道


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 三国街道は、高崎宿で中山道と分かれ、榛名山東麓を北上し、子持山と小野子山の間の中山峠を抜け、赤谷川沿いを遡り、三国峠を越えて越後・佐渡に至る街道でした。
 高崎から三国峠までは19里(約75キロ)、全長は48里(約192キロ)で、冬季は積雪で通行が不可能になることもありましたが、日本海側と太平洋側を結ぶ最短路であったため、江戸と越後・出羽方面を結ぶ主要路でした。特に佐渡奉行のほか長岡・新発田・村上・与板等の諸藩の参勤交代路として利用されました。
 県内には金古・渋川・金井・北牧・横堀・中山・塚原・布施・須川・相俣・永井の11宿が置かれ、三国峠下に猿ヶ京関所、吾妻川の渡河点に杢ヶ橋関所が設けられていました。

三国街道・中山宿本陣跡
三国街道・中山宿本陣跡

 現在では高崎に「道しるべ」、横堀宿、中山宿本陣跡、猿ヶ京関所跡、特に永井宿から三国峠に至る山道は、そのままの形で残っていて、昔日の面影を伝えています。