日光例幣使街道



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 日光例幣使街道は、日光東照宮の春の例祭に、毎年朝廷から幣帛を奉納するため派遣される勅使(日光例幣使)の一行が通る街道として整備されました。
 中山峠を倉賀野から分かれ、日光まで13宿中、上州5宿となって玉村・五料・柴・木崎・太田に置かれ、関所はただ1つ五料に設けられました。また、北関東の東西道として重視され、道中奉行管轄となり、5街道に準じ、各宿に本陣・脇本陣が置かれました。
 日光例幣使の随員は50〜60人で、公卿・宮・門跡など、京都人の参拝者も多く、沿道には京文化が伝えられ、正保4年(1647年)に第1回の日光例幣使の派遣があって以来、慶応3年(1867年)の最後の派遣まで221年間、1回の中止もなく継続されました。
 現在では、中山道と倉賀野宿東の日光例幣使街道の分かれる所に、道しるべ、常夜燈、閻魔堂があり、三番目の宿場である柴宿に本陣跡が残されています。